物理の世界においてはものの『量』は保存されるものです
例えば風船は空気を入れると膨らんで大きくなったように見えますが、風船自体が持っている質量は変わりません
仮に『風船の質量』が変わることがあったとしても、それは失われたわけではなくて、他の何かの質量へと変換されているのです
エネルギーも同じで
例えば音波は球面的に拡散をしていきますが、距離を経れば経るほどそのエネルギーは薄まっていきます。拡散減衰という現象です
(球状に拡散する波を球面波といいます)
拡散減衰の理屈も風船に似ていて、波面の面積が拡がれば拡がるほど、単位面積辺りのエネルギーは減っていく理屈です
音波の場合はさらに媒質(音を伝える物質)のなかでの摩擦があるので、
『吸収減衰』も発生します
媒質内の分子摩擦によって、音のエネルギー(振動のエネルギー)は熱へと変換されるわけです
さて、仏陀さんは
ロウソクは自分の火を他のロウソクに分け与えても、自分の火を弱めることはない
同じように、幸福は誰かに分け与えても弱まるものではない
(意訳)
的なことを言っています
そもそも幸せは物理現象でもエネルギーでも無いので、ロウソクの火を増やすよりも確実に、絶対値すら増やしていくことができる
私はそんなことを最近の希望にしております
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